ヒカシューというバンドの元キーボード担当の井上誠という人は、当時メロトロンを2台持っていた。カネゴンはその頃メロトロンがどういうものかまったくわからず、あるとき東京の楽器屋で目にしたら数百万もした。それ以来井上誠はお金持ちらしいと勝手に思い込んでいた。後に本人がインタビューで、壊れたメロトロンを2台入手し、それを修繕したばかりか通常のオープンリールのテープをかけられるように改造した(実はメロトロンで使うのは特殊なテープ)とあり、カネゴンの直観が正しくなかったことが判明。