中古で買った言語のレシピカネゴンにとってやけに難しく、やっと読み終る。著者はチョムスキーの弟子か何かだったような気がするけど、その辺の事情はよくわからず。

言語には、表からは見えにくいパラメータというものがあり、それが言語の性質を決定付けているという主張。不思議だったのは、アクセント(音節でなく単語や文の)についてほとんど言及されていないこと。特に幼児が言語を習得するときは、何をおいてもアクセントというか強調を手がかりにするような気がするのだけど、そこのところどうなのだろう【根拠がなくておれカネゴン】。自動翻訳や人工無能が困難な理由の一つとして、書き言葉からは強調というか語勢が抜け落ちてしまっている(人間の読者はそれを必ず補っているはず)ために、文のどの部分が強調されているのかを機械が読みとれないからということがあったりしないだろうか。