論理学がわかる事典」のりりかさんによる感想【ただ乗りするとはおれカネゴン】。

三浦俊彦の論理学のいいところは、この種の本としては文章が魅力的で例題がとても面白いところだと思ってます。現に、カネゴンが昔どこかで手に入れた某論理トレーニング本は、高校の現代国語か朝日新聞の社説みたいなコチコチの例文で、読んでて苦痛になってしまう。そういう文章を仕事で読まないといけない機会の方が多いだろうから、それはそれで訓練になるのかもしれないけど。

ふと思ったのだけど、学者は最終的には売文業者なのだから(文を売って地位を手に入れる)、町山さんアニメディアで受けたような商業ベースの文章の特訓を受けておく意味があったりしないだろうか。どこに書いてあったか思い出せないけど、三浦氏も編集部からたっぷりダメ出しをくらって鍛えられたらしい。高校の先生がこういう訓練を施してくれることについては期待できそうにないので。