音相システム研究所が開発したONSONICは、ネーミング(ここでは主に商品名などを想定)の響きや印象を分析するCGI。16字以内のひらがなとカタカナのみ受け付けます。これまで定性的な分析しかなかったネーミングの世界に、曲がりなりにも客観性を持ち込もうとする画期的な成果。今後コピーライティングやネーミングはこのCGIに首まで漬かることになると思われる。なお、「あけてくれ」は「庶民的で都会的でやや複雑。子供にウケる」、「おれカネゴン」は「派手で庶民的。やや複雑。お年寄りにウケる」との総評。作者による著書「ネーミングの極意」もいい。

「ボヨヨンロック」「えんどうみちろう」「くねくねし」「ザク」「ためらいきず」など思い付く名前を次々に入力していると、これが意外に楽しい。姓名判断に代わって赤ちゃん名付けに使用する、政党名や政策を全部これで決めて楽をするなど、いろいろ可能性が考えられる。ひらがなとカタカナで結果はまったく変わらないので、あくまで音素をベースにしていると考えられる。17文字まで入力できたら俳句をぶちこめたのに、残念。

後、バーコードバトラーのように名前を持ち寄って対決させることもできるのではという画期的なアイディアが家人から出たので許可を受けて転載。「どちらが数値が高いか」「どちらが数値が低いか」がいずれも競技の対象になりうる。数値はベクトルなので算出の仕方を考えるのも楽し。i-modeのコンテンツにしたらバカ受けの予感【今日も夢見るおれカネゴン】。