遅れて買った今月(9月号)の日経サイエンスの52ページに、「ハイゼンベルグの不確定性原理は(条件によっては)打ち破れる」という極めて刺激的なタイトルの記事があった。肝は、「測定の誤差」と「測定それ自体による擾乱」を分けたことにあるらしい。式はこちら。この説を唱えているのは門外漢の数学者で、お決まりの嫌がらせ(論文掲載拒否)を受けながらもついに論文発表にこぎつける。それどころか、この説に基づいて、量子コンピュータにおける誤り発生率に、これまで見逃された重大な誤差を見つけ、それを回避する方法まで見つけてしまったとか。久々のヒデキ指数=96。

カネゴンにとってこうやって常識がひっくり返される瞬間が何より快感【他はおろそかおれカネゴン】。そう言えば、相対性理論に噛みつく人は多いのに不思議にこちらに噛みつく人を見かけたことがないけど、なまじ直観に合っていただけに反論を思いつかなかったのかも。この分なら探すと他にも続々見つかったりして【柳の下のおれカネゴン】。