今月のScientific Americanによると、宇宙で観測される恒星の大部分は二重星で、太陽みたいにぽつんと単独である恒星の方が少ないとのこと。そこまではある程度わかっていたらしいのだけど、ビッグバンから間もない頃次々に誕生した恒星(成分のほとんどが水素で、金属を含まないのでかなり性質が異なり、寿命が数百万年と極めて短い)まで二重星だらけだったことがシミュレーションの結果などから判明しつつあり(三重星や四重星も決して珍しくない)、赤外線で丁寧にガス雲を観測した結果でもさらに二重星の割合が多くなってきたとあって(赤外線はガスに邪魔されにくい)、宇宙物理学者が頭を抱え始めているらしい。明らかに二重星の方ができやすい理由があるはずなのだけど、ラプラス以来の惑星形成説では、単純な渦から二重星が誕生することをそのままではとてもうまく説明できそうにないので【ごちゃごちゃ書くとはおれカネゴン】。太陽系が宇宙の片田舎であることが示されてしまったというか。

ふと思ったのだけど、カネゴンたちが日常見かける大小さまざまな「渦巻」は、実は重力の影響下という特殊な条件での現象であって、無重力の世界ではもしかするとまったく違う考え方をしないといけないのに、ついそれに因われてしまうのかもしれない。洗面所や流しの排水孔みたいなものがあるわけではないのだから。どちらかというとタバコの煙で輪を作るみたいなガス雲の動きの方が何となく自然な気がしないでもない。まだ続きを読んでないので怪しいけど【途中で書くとはおれカネゴン】。