Comic Baton

svnseeds氏から回ってきたComic Batonをやってみる【何でも拾うおれカネゴン】。タイトルをつけないわけにはいかない流れ。

本棚に入ってる漫画単行本の冊数

数えてないけど200冊ぐらい。この3倍ぐらいの数を人にあげてしまった。カネゴン家に来た人はたいてい漫画をもらって帰ることになる。そしてまた同じ漫画を買ってしまったりする。

今面白い漫画

ついさっき読んだ「こまねずみ常次郎」という漫画が、あまりといえばあまりなことになっていてつい吹き出してしまう【電車で読むとはおれカネゴン】。でも描いている本人は必死なことを思い出して耐える。ごくたまにしか買わない「ビックコミックスペリオール」が、執筆陣が気合を入れすぎたせいだか何だか、小学館としてはきっと物凄く不本意なぐらい(いい意味で)全体的に下品な感じになっていてそれもよかった。星里もちるの漫画が凄く浮いて見えたほど。たぶんその震源地はサイバラ

一番最近に買った漫画

まほおつかいミミッチ 1 (IKKI COMICS)。「1巻」と描いてあることにたった今気付いたのだけど、続きそうな気がしない。この人の漫画で一番好きなのは、照れ隠しにネタをちりばめた「詩」だったりする。貧しさをネタにするよりも、もっともっとどさくさにまぎれて詩を書いて欲しい。
後は「ゴルゴ13」とか。

よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画

既にこの日記に書いたものも混じることになるけど、ここではカネゴンが読むと泣いてしまう漫画に絞る。普遍性はまったくありません。

  • 「生命の木」諸星大二郎。善ずさまとじゅずへるの子孫たちが昇天する姿は何度読んでも胸が熱くなる。カネゴンは本気で昇天を狙っているので、いつかこんなふうにたくさんの人々と共に昇天できればと願いを新たにしてしまう【騒々しいとはおれカネゴン】。
  • 「男組」雁屋哲池上遼一。敵役の朽木威作の死に様を見るたびに泣けてくる。

若は天下をおとりになる方だ!私は若を信じております!若におつかえできて光栄でした!

カネゴンは奴隷体質なので、ここに究極の主従関係を見てしまう。といってそのケはないのだけど【言い訳するとはおれカネゴン】。帰依する相手のいないカネゴンは、いつの日かこんなふうに絶対者にとことんまで帰依することができればとついつい願いを新たにしてしまう。

  • 「God Save Theすげこまくん」永野のりこ。この漫画で引用されていたマザー・テレサの言葉「この世で最も貧しい者に仕えなさい」が、なぜか最もカネゴンの泣きのツボを直撃する。

以下は泣きとは違うけど思いついたものを。

  • エスパー魔美」藤子F不二雄。カネゴンは一時期、Fの明朗な画風の底に隠された「どうしようもない暗さ」がとてもつらくて読めなかったことがあったのだけど、この漫画の場合は例外的に、脇役の高畑君や魔美のパパの口を通して語られるさまざまな話がどれもこれも非常に説得力が高くて舌を巻いた覚えがある。以来、カネゴンにとっての「論理的かつ明快に話す」ということのイメージはここで固まった【手近で済ますおれカネゴン】。カネゴンにはとてもできないのだけど。SFなどに括り付けられず、もっとこういう漫画を描いてカネゴンに説教して欲しかった。ドラゴン桜と並ぶ説教漫画の傑作。

バトンを渡す5名

へたばってきたのでやめておく。勝手に拾ってください【梯子を外すおれカネゴン】。