歴史の教科書やパンフレットには「お寺を開く」とさらっと書いてあるけれど、よく考えてみれば、開いたお寺が当たらなければ寂れる一方なわけで、都を移すことの次ぐらいに大変なマーケティングセンスが要求されることになる。客が一人も来なくていいお寺というものはたぶんないと思うので。
行基役行者弘法大師らは日本全国を巡りめぐるマーケッターの先駆けということでいいだろうか。マーケッターの入社試験として、とりあえずお寺を開かせてみてセンスを確認するというのが世界的に流行しないだろうか【わしらを祭らぬおれカネゴン】。