この間の続き。
ということで、もし人間から悪や悲惨さが決して生じ得ないような仕組みが最初からあったら、人間社会が成立するどころか、それ以前に生命というもの自体、成立しないだろうと思う。信じられないほど悪い奴が生まれて世にはばかる可能性を元から絶とうと思ったら、人類一人残らず手に手を取り合ってニルヴァーナに旅立つしかないのかもしれない【見送る側のおれカネゴン】。
逆に言えば、こういう最上から最悪まですべての可能性がもれなく射程距離に含まれたその瞬間から、生命が成立したのではないかとカネゴン勝手に思ってしまう。人を殺せない包丁は料理にも使えないというか何と言うか。
なお、信じられないほど悪い奴が生まれて世にはばかる可能性があることと、それを放置することは別問題だったりする(当然、放置するわけにはいかない)ことは三浦先生も保証してくれている【権威を好むおれカネゴン】。