ドラゴン桜のみならず、「マネーの拳」においてもスーパー・プリーチャー三田紀房の類まれなる説教のうまさがさらに凄みを増しつつある。説教そのものがよいのであって、説教の内容は何でもかまわないことに注意。本人も、自分の長所が「説教のうまさ」にあることをちゃんと自覚しているのが素晴らしい。
この人はその気になれば、体重のずしりと乗った言葉の打撃力によって世を救う者になれるだけの素質がある【最後の敵とはおれカネゴン】。こういう人が、やがて言葉の飛び道具(=毒舌)と関節技(=駄洒落)と骨つぎ(=くどき文句)を会得したら、聖痕がすべて揃ってフィーバーし、救世主が出現するかもしれない【ジャンジャンバリバリおれカネゴン】。