今だから言えるのだけど、カネゴン実は新世紀になってからというもの、自己嫌悪と厭世的な気分が一瞬たりとも離れたことがなく、消えてなくなってしまいたいという気持ちに常につきまとわれていた【皆はとっくにおれカネゴン】。そういう状態のまま生活し、日記が書けてしまうのが我ながら不思議だったりした。
それが、出産前の数ヶ月の間にとんでもなく忙しくなった理不尽な仕事に押しつぶされそうになり、今にも叫びだしたくなるのを必死でこらえながらやっとのことで仕事を終えた後【倒れる寸前おれカネゴン】、何かがぷちっと頭の中で切れたか何かしたのか、どういうわけか厭世的な気持ちがふっとどこかに行ってしまった【バーチャル出産おれカネゴン】。
原因はわからないので、とりあえずカネゴンの先祖がさまざまなめぐり合わせを操って遠隔的心霊手術をカネゴン脳に荒っぽく施したと無理やり考えることにしておく【突貫工事とおれカネゴン】。お騒がせいたしました。