専門家がどれほど口を酸っぱくして説明しても、ニセ科学にすがる人が後を絶たないらしい。
カネゴン以前からこんな様子をどこかで見たような気がしていたのだけど、たった今わかった【お仕事中とはおれカネゴン】。
旧約聖書の全篇にわたって、エホバが「偶像を拝んではならん」と何度となく怒りを顕わにし、違反者を時には十万人単位で殺戮し、ついにはイスラエルを見捨てて「契約を守らぬ貴様らなど滅びてしまうがよい」とまで毒づいても、人々は金の仔牛を作って拝むことをついにやめなかった、あの姿。
色川武大も言うとおり、旧約聖書は「人々がいかに他人の言うことを聞かないか」ということを実に効果的かつ徹底的かつ壮大に記した、空前絶後の書物であることを痛感【最も聞かぬおれカネゴン】。