さらに、「この意識の途切れ癖」は他人にも伝染ってしまうように思える。誰かと話していてカネゴンの意識が長めに途切れてしまうと【針飛びレコードおれカネゴン】、その間相手の意識もそれにつられて空白になってしまっているように思える。たぶん普通の人であれば当然するであろう会話中の身体的な反応が、カネゴンの場合突如真っ白になってしまうために、相手がその反応を無意識に待っているのに反応を受信できないまま動作が空白となってしまっているのではないかと。やがてタイムアウトし、相手は夢から突然醒めたように(またはひざかっくんを食らったかのように)小さく驚くも、そのことに気付いていないことが多いように思える。