マルセ太郎のエッセイからほんのちょっぴり引用【常習犯とはおれカネゴン】。

例をあげて具体的に言ってみよう。僕はサルの演技を得意にしている。サルが示す様々のポーズや動きの中で、何がサルの典型と考えるか。僕は観客に背を見せたままでひょいと椅子に跳び乗り、後をふり向くのである。そこで観客はドッと笑う。それが最もサルらしい表現だと、観客の潜在意識にあるのだ。つまり普遍性である。よくやりそうな、のみを取ったり、お尻をかいたりの類型的演技では、観客は決して笑わない。

http://www.salusalu.com/maruse/essei/komedy.html

カネゴン今まで意識していなかったのだけど、類型と普遍はどう違うのだろう。

  • るいけい-てき 【類型的】(形動)一般的な型にはまっていて特徴・個性のないさま。ありふれているさま。 「―な表現」「―な題材」
  • ふへん-てき 【普遍的】(形動)すべてのものに共通しているさま。すべてのものにあてはまるさま。 「―な真理」

手ごわそうなので、ちょっと考えます【睡魔に勝てぬおれカネゴン】。