人工ボーカル初音ミクを今頃耳にする【よぼよぼ追いつくおれカネゴン】。
音声合成技術がここまで到達したのなら、そろそろ危険なほどにカリスマに満ちた演説も人工的に楽々合成可能となった予感。ひとたびこれが実現すれば、普段からカリスマに不自由しているあまたの人々が手軽にこぞって濃厚でくどいカリスマ演説をそこかしこでぶち上げるようになり、賑やかな未来が異常に吸着力の強い音声に満ち満ちてますます賑やかになりそうな予感【ますますうるさいおれカネゴン】。注入するスクリプトは己の貧弱な文章でもネットで拾ったネタ文章でもよし、三島由紀夫の檄文でも総統閣下のアジテーションでも屈原の辞世の詩でも何でもいける【暗示を掛け合うおれカネゴン】。