渡邉文男完全探偵マニュアルBest+―尾行・盗聴・潜入スパイ 強く図太い禁断テクニック」にあった、信用調査で人物を見抜く方法から抜粋。

  • 引越しが多く、住民票をよく移す -- 浪費家で飽きっぽい性格。家賃が月収の50%を超えているなら、金銭感覚がない。
  • 職業をいくつも変える -- 待遇などに不満を抱きやすく、上昇志向が強すぎる。他人から注意されることを嫌い、常に自分の住みやすい環境を探している。業種がばらばらの場合、得意分野がなく、努力や勉強が不足がち。
  • 服に金をかける -- 男性の場合、劣等感が強く、自分に対する他人の評価が気になって仕方がない。女性の場合、神経質でストレスに弱く、服を買うことで不満を解消している。
  • 他人が読めないほどの悪筆 -- 感情を他人に悟られないように常に気にしている。
  • 苦労話や愚痴が多い -- 面倒なことを人に押し付けようとする狡猾な性格。人を嫌な気分にさせることも得意なので、周囲から決して好かれない。年を取るとイヤミが強くなり、疎外感から一転してひどく無口になる人もいる。

これは性格判断でも占いでもなく、探偵が調査対象たる人間を値踏みするためのメソッドのごく一部だったりする。おそらく統計というプロセスは経ていないと思われるのだけど、逆に統計だけをツールとしてこうした人物一刀両断法を構築することは果たして可能なのだろうか【両断されたおれカネゴン】。