何となく雰囲気が掴めてきたのだけど、経済学の標準的な説によれば、「最低賃金の水準を引き上げるとかえって失業が増える」ということらしい。

当然通常の経済学のスタンダードである完全競争市場で労働市場を考えると、最低賃金の引き上げは失業をもたらすと説明されていることが多い。加えてその失業は未熟練労働者、特に若年層に不利に発生する、と云うのが定番の説明である。

http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070326

労働者保護を強くしすぎることによって、正規雇用を抑制する結果を招いている。労働者の権利を強めることが労働者を保護するという考え方は間違い。
→この観点から、考え無しに最低賃金を引き上げると、最低賃金に満たない生産性の業種の労働者の失業を招き、かえって失業者を増やす。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E4%BD%8E%E8%B3%83%E9%87%91

逆に最低賃金を思い切って引き下げてみたら雇用がもりもり増大したりするのだろうか【つられて下がるおれカネゴン】。何となくなのだけど、正社員と派遣/アルバイトの最低賃金を無理に同じにしない方がいいような気がする。