開発された世界最小のラジオは、直径10ナノメートル(ナノ=10億分の1)のナノ炭素素材「カーボンナノチューブ」製。カーボンナノチューブの分子1個だけで、アンテナ、チューナー、アンプ、復調器のすべての役割をこなす。「真空管ラジオ」と似た仕組みで、振動することで電波を受信し、電子を放出しながら復調する。チューブの太さを変えることで、異なる周波数に共鳴できるようになるとみられる。同校とローレンスバークレー国立研究所のチームが開発した。
チームは、FMラジオを受信してエリック・クラプトンの「いとしのレイラ」などの曲を再生することに成功。ラジオとして電波を受けるだけでなく、自ら電波を発信することも可能だという。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/114859/

この装置が普及してしまうと、統合失調症の患者さんの定番妄想である「自分の身体の中に誰かが特殊な送受信機を埋め込んで、日夜自分にさまざま命令をしたり自分の行動を監視したりしている」を頭から否定することが難しくなってしまいそう。