小島先生の新着エッセイ「学校は何のための装置か」にガツンとやられる【打ったところがおれカネゴン】。恥も外聞もなく要点を引用します。

  • サミュエル・ボールスとハーバート・ギンタスによれば「子どもの学歴や成人後の成功は、親の社会的地位に最も大きな正の相関を持ち、IQテストの成績や子どもの実質的能力とはほとんど無相関である」。
  • 統計的な検証によって、「学校において数学や語学の成績がいい、ということは、創造性や積極性や独立心とは負の相関を持ち、反対に、従順であることや帰属意識の強さと正の相関を持っている」ということが示される。つまり、学校における「成績の良さ」は、決して、クリエイティブな性向を意味するものではなく、むしろ、企業に就職したときに「いかに従順に忠誠を誓い企業戦士となれるか」を表すものだ、ということである。
  • 宇沢は、ヴェブレンの教育論から演繹する形で、独特の教育論を形成している。それは、「インネイト」という概念を中心に据えるものである。宇沢は、言語認識や数学認識は、子どもたちの中に本来的に備わっているものであるとし、それを「インネイト(innate)」と表現している。そして、「数学を教えるということは結局、子どもたちが持っている数、空間、時間にかんする直観的ないしはインネイトな知識を大事にしながら、論理的、数学的な方法を使って、数、空間、時間に対する理解を深めること」と言っている。
http://wiredvision.jp/blog/kojima/200802/200802041600.html

ついいつもの癖で混ぜっ返しそうになったのを必死でコメントアウト【無礼討ちとはおれカネゴン】。