小島先生の連載を週末に読むのが無上の楽しみ【人目を避けておれカネゴン】。

宇沢は、「社会的共通資本」を、通常の財と異なるばかりでなく、このような公共財とも異なる性格のものであると論じている。端的にいうと、社会的共通資本には「混雑現象」が発生するが公共財にはそれがない、ということだ。例えば、河川をたくさんの人が利用すれば河川は汚染され水質が悪化するし、病院をたくさんの人が利用すれば、待ち時間が長くなったり一人あたりの診療時間が短くなったりして効能が低下する。これは「国防」にはない性質である。

http://wiredvision.jp/blog/kojima/200802/200802121600.html

まだカネゴンの中でまとまっていないのだけどメモ。
社会的共通資本である医療をもし無料にすると、患者が用もないのに病院に押し寄せて医者と看護士が疲弊し、患者同士も損をすることになってしまいそう。
一方、教育も社会的共通資本に含まれると思うのだけど、こちらにはそのような性質はないように思える。少子化などで学校が余り始めているためにそう思えるのかもしれないのだけど。

追記:本日小耳に挟んだところでは、都内で中高一貫教育を始めた公立学校に応募が殺到しているとのこと。