NHK教育新日曜美術館」でアウトサイダー・アートを特集してたので何となく見る。ずらりと紹介されているのは、ちびりそうなぐらい恐ろしいか、恥ずかしくて誰も真似できないという意味で個性的な作品ばかりなのに、鑑賞者の誰もその怖さと恥ずかしさを指摘せず手放しで賞賛していることの方が気になる。いずれにしろ、この種のアートについては(特に性善説で)語れば語るほどかっこ悪くなりそうで【最も語るおれカネゴン】、そうならずにアウトサイダー・アートを(主に根本敬の著書の編集を通じて)カネゴンに紹介してくれた町山さんの腕前を今更ながら思い知る。