小島先生の「数学でつまずくのはなぜか」を入手。できるだけちびちび読む予定。小島先生のどの本にも言えるのだけど、扱っている問題が昨日今日思いついたとか編集部で企画したのが見えみえというようなものでなく、問題意識に一つ残らず年季が入っているのが素晴らしい。カネゴン自分の実力も省みず、読んでいてああも言いたいこうも補足したいという気持ちを抑えられず夜中に悶えてしまう【火照った身体とおれカネゴン】。
一つだけ記憶から引用。

生徒が胸を躍らせるようなよい(数学の)文章題は本当に少ない。ほとんどの文章題は、味も素っ気もない、問題のための問題でしかない。
そういう問題を探して生物学や物理学を調べたがこちらでもいい問題になかなかめぐり合えず、当時「何でもあり」に思えた経済学にたどり着いて調べているうちに経済学にはまり、ついに経済学者になってしまった。