まだこれといって根拠はないのだけど、経済学を熱力学的に記述するにあたって、あの「エントロピー」というものは後になってから考える方がよいような気がする。
カネゴンがこれまで見る限り、エントロピーという言葉は門外漢によって雰囲気優先のまったく違うものに解釈されやすいらしく、工学や物理学の基礎として普通にエントロピーを学んだ人と完全に話が食い違っていたりするらしい【違う以前のおれカネゴン】。
経済学を熱力学的に記述する場合、熱力学のモデルを経済理論でもそのまま無修正で使えるとは到底思えない。その底に何か共通するものが隠れていることはあるのかもしれないのだけど、少なくとも出発点としては熱力学と違うモデルをこしらえて、ちょっとやそっとでは揺らがないものにしておかないと、仮説すら立てようがないような気がする【砂地に立てるおれカネゴン】。