つげ義春を子供たちに読ませてはならない。漫画そのものでなくても、彼について語ったこの文章をこの間つい読んでしまったカネゴンは、久しぶりにふうっと自分がこのままダメ人間になってしまいそうな心地になってしまい【とっくにそうとはおれカネゴン】、危ういところではっと正気に返った【崖の縁にておれカネゴン】。
つげ義春の作品のクォリティが低いのではなく、逆につげ義春の作品が危険なまでに優れていて吸引力が極めて強いからこそ子供たちを脅かすのだと思う。彼の作品を仮に中国やインドに大々的に輸出したらみるみるうちに彼の国の生産性を低下させる最終兵器として機能し国際問題に発展しかねない。他にも、ファントム・オブ・パラダイスなど、良すぎるがゆえに子供に見せたくないものはいくらでもリストアップできます【棒振り名人おれカネゴン】。