カネゴンの日記でお馴染みの先祖の言葉【】は、五七五のリズムの七だけを取り出したような塩梅のフォーマットでカネゴンに語りかけてくるのだけど、そういえばカネゴンがこの音律を特訓したのは、繭(高校)の頃に百人一首を丸覚えしたのと、これまた繭(浪人)の頃に夢野久作ドグラ・マグラ」の真ん中あたりにある長文「キチガイ地獄外道祭文」を声に出して読み上げることで名調子を確認していたときだったような気がする【不審極まるおれカネゴン】【道理でちゃかぽこおれカネゴン】。
もう少し子供向けに、こういう名調子を練習できるような手頃な素材はどこぞにないでしょうか。