雑誌「Newtow」の今月号の特集「ニュートン力学」で、「見かけの力には反作用がない」とあったのが物凄く気になった【気になるだけのおれカネゴン】。見かけの力の代表である遠心力にはそれに対する求心力というものがあったような気がするので。
と、ちょうど日経サイエンスの今月号の書評にちょうどこんなことが書いてあった。

昔、たぶん高校生の頃と思うが、物理の授業で円運動を初めて習ったとき「円運動は向心力によって持続する」という事実に強い違和感を覚えた記憶がある。これは向心力が、公園などにある「回旋塔」にぶら下がって回るときに実際に感じる遠心力と力の向きが正反対であったためだ。
しかし、「運動方程式は外力が働かない慣性系を基準に記述されるものであり、遠心力は回転する加速度系に乗ったときに現れる見かけの力=慣性力である」と教えられ、多少の気持ち悪さを残しながらも何となく納得してしまった。
今から思えば、これは私がニュートンの慣性系を基にした「絶対空間」の概念を全く理解していなかったということである。

ということは、古典的な絶対空間のことが理解できれば、カネゴンの最初の疑問はそもそも生じないということなのだろうか。カネゴンがこれまですっとばしてきたのが何だったのか薄々わかってきたような気がする【気がするだけのおれカネゴン】。