今月のニュートンによると、アインシュタインの原子論を受けて原子の存在を史上初めて実験的に証明したのがジャン・ペランなのだそうなのだけど、具体的にどんな実験だったのかがネットのどこにも落ちていない。一番ましだったのが以下。

フランスのジャン・ペラン(Jean Baptiste Perrin)の分子と原子を実験的に証明
樹脂の微粒子を液体に分散させその微粒子の運動(ブラウン運動)を顕微鏡で観察し、数々の実験からアボガドロ定数(1mol中に含まれる粒子の個数(6.02×10+23個/mol)のこと)を決定したのです。
それをLes Atomesとして1913年に出版して、 物質が不連続な粒子(分子と原子の存在)からなることを実験的に証明しました。

http://www.geocities.jp/hiroyuki0620785/k0dennsikotai/3modelhistry.htm

カネゴン的にはこれは大変な業績なのだと思うのだけど、ペランはこの実験でノーベル賞まで受賞しているというのに、ペランとペランの実験についてちゃんと書かれているものをろくに見たことがないのは、単にカネゴンの目の付けどころが間違っていたからでしょうか【違うと言えぬおれカネゴン】。それともペランの実験があまりに地味すぎるせいなのだろうか。それとも人柄や素行や近所付き合いや思想や家系や背後霊に問題でもあったのだろうか。それとも夏休みの終わりに駆け込みででもできそうなぐらい簡単な実験なので物理学者や科学史家たちが「あんなことなら俺だって」という気持ちを密かに抱いて知らず知らずのうちに遠ざけてしまっていたりするのだろうか。