このような生命と極めて似た構造を持つものとして、「スターとスターのファン」があると思う。スーパースターは、それだけ取り出してみればただの人間で、こんな人のどこが、と思えてしまうのだけど、それを支える多くの人々がいて初めてその人はスーパースター足りえる。
その逆の進行として、以前にも書いたようにTVを見ていて「あ、このタレントもうすぐ落ち目になる」という確信を多くの人が同時多発的に抱くという怪現象があったりする。
ひとたびこの構造が形成されると、簡単には消えなくなり、時にはジーザスクライストやお釈迦様のごとく数千年の時を超えてこの構造が残されることすらあったりする。
こうした構造の生々流転を余すことなく表し、そこに潜む微かな条件を見事抽出するのに最適な数学って何かあるだろうか【結局それとはおれカネゴン】。少なくともそれは統計ではないとカネゴン思っています。