どうにかして後もう少しだけ立派な人間になりたくて【何でも欲しがるおれカネゴン】、実は1月から、以前からやってみたいと思っていた合気道というものを始めてしまったところ、思いのほかずっぽりとはまってしまって自分で驚く。時に肋骨にひびが入ったりしたこともあるけれど、戦闘マシーンとしての訓練を重ねることが何だかむやみに面白くて仕方がない。
なお、内田樹先生のブログを読んだからではありません【必死の言い訳おれカネゴン】。
それまで健康的な汗をかくことなどほぼ皆無の半生だったのだけど【かびた布団のおれカネゴン】、稽古を始めてしばらくすると、ここ十年ばかりカネゴンにおはようからおやすみまでいついかなるときもつきまとって離れることのなかった、消えてなくなりたいという強い衝動が、どういうわけかきれいさっぱりどこかに飛び去ってしまった【希死と念慮とおれカネゴン】。
そしてそれとともに、カネゴンは先祖の言葉【】との一体化がますます進み、子孫を見守るモードにいやが上にも移行しつつある。もしかするとカネゴンはもう以前のように大量の日記は書けなくなるかもしれないのだけど、その方が世のため人のためになるとしたらどうしよう【濡れた落ち葉とおれカネゴン】。
例の「心理学で何がわかるか」を読んだのは稽古を始めてからだったのだけど、図らずもそこに書かれていたことを人体実験として裏付けたことになるのかもしれない【よく効く暗示とおれカネゴン】。もしかすると運動だったら何でも効いたのかもしれないのだけど。

考えてみれば、カネゴンはここ10年の間、ずっと何かに無条件に帰依したくてたまらなかったのだけど、一体全体何に帰依したらよいのか、そんなカネゴンを無条件に抱きしめてくれるものは一体何なのか、ネット中をいくら探してもさっぱりわからないままだった。もしかするとカネゴンはエジプトを出てからやっとカナンの地を遠くに望むことができたのでしょうか【侵略準備とおれカネゴン】。カネゴンが見たものが錯覚でないことを皆様もお祈りくださいまし【厚かましいとはおれカネゴン】。