株を定額でしか売り買いできないように株式システムを改訂したら、株の暴騰や暴落と無縁な世界が出現したりしないだろうか【おしゃべり治らぬおれカネゴン】。
株が値上がりしたり値下がりしたりするのは、数に限りがあるからなので、数に限りをなくす、つまり発行元の会社からその気になれば無限に株を買うことができ、いらなくなったらいつでも元の会社が定額で買い戻してくれることにし、配当のみから利益を得られるようにするだけでよいのでは。
配当は年一回のみとすれば、必然的に株の売買速度は著しくスローダウンし、穏やかなものになる。その代わり、配当の最低額を設定し、儲けがあろうとなかろうと最低額を配当しないといけないことにする。あと、株式公開後3年は配当を免除する代わり、それまでに倒産した場合に備えて全額を保証する分を証券会社の方にプールしておく。
会社の儲けは株全体に等分に配当されることにしておけば、自分以外の株主が多ければ多いほど自分の取り分が減ってしまうので、ゲームの理論が激しく転換し、他の人が目をつけていないダークホース的な株を狙って自分だけがその株を持っている状態を目指すインセンティブが働きだす。必然的に、会社ごとの株の売れ行きが均され、マイナー株ベンチャー株のチャンスが増える。少数株ではほとんど利益が出ないのは従来と同じ【止まらぬマシンとおれカネゴン】。