服の正しいたたみ方を初めて教わる。所要時間はわずか15分ぐらいだったのだけど、たたみ方の合理性、何を優先し何を後回しにするか、縫いの方向、織りと編みの違い、縫いのちゃんとした服の見抜き方、洋服と和服の違いにまで言及され、さらには和服の歴史なども踏まえた、実に充実したものだった。
服のたたみ方一つにも膨大な知恵が集積されていて、かつ合理的に構成されていることを痛感。これを面倒な家事労働や単なるライフハックとして捉えてしまうと、こうした重要な要素がすべて失われてしまうことも痛感。かといって大新聞みたいに文化とかエスプリと書くのもそぐわない。ハーバード大で講義してもいいくらいの内容。
服のたたみ方を会得するには、自分でアイロンをかけてみるのが一番とのこと。