「車椅子の物理学者」として知られる英国の物理学者スティーブン・ホーキング博士(69)は、天国とは闇を恐れる人のおとぎ話にすぎないとし、死後の世界があるとの考えを否定した。

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-21136220110517

音楽的にどの辺がいいのか昔からカネゴンにはさっぱりわからなかったジョンレノンの「イマジン」で、「天国なんかないと想像してごらん」という一連の歌詞の一体どのあたりが9.11のときに放送禁止になるほど衝撃的なのかが今ひとつピンと来ていなかったのだけど、実はどうやらキリスト教的にものすごく不敬な感じを意図的に出しているらしいと今頃になって見当がついた。日本で言うなら「天皇陛下が最初からいなかったと想像してごらん」ぐらいしないとたぶんこの感じは全国津々浦々に伝わらないと思う【伝えて逃げるおれカネゴン】。
以前もこの日記で書いたような気がするのだけど、同じ内容でも誰が言うかによってセーフだったりそうでなかったりするという人類普遍のジャッジはいつものことながらつくづく不思議な現象だと思う【退場宣告おれカネゴン】。エディー・マーフィーが黒人を笑いものにしたり、乙武先生が自らの身体を笑いに転じたりするのがセーフとされるのは、江戸時代の武家社会でよくあった「切腹する代わりにものすごく言いにくいことをずばり言うのはセーフ」というのと本質的に同じであり、自分が損してでも相手に仕返ししたいと考えるのと同じ原理で帳尻を合わせていると思う。
この神妙不可思議な人の心のバランスシートは、大勢の学者がよってたかって研究することで厳密に数値化できるはずであり、今後の社会学の重要な使命となるとカネゴンは見込んでいます。さまざまな言いにくいことに対して「これを差し出したらチャラになる」という対価が何かを徹底的にリストアップすることにより、このバランスシートが機会費用の形で浮かび上がってくるはず【埋没費用おれカネゴン】。