カネゴンは実は落語というものを音や映像でわざわざ見たことがほとんどといっていいほどなく、落語は活字でしか知らないものだったりなんかした【畳水練おれカネゴン】。音楽なら聴きながら本が読めるけど落語を聞きながら本は読めないので、知らず知らずのうちに敬遠していたかもしれない。
ふと思いついてYouTube適当な落語を視聴して【落語で検索おれカネゴン】、あまりに淀みなく隙間なくしゃべりまくるのでつい見入ってしまう。その隙間のなさと完璧な構成と練り上げられたメリハリはマシンガントークというよりほとんどバッハ
対話部分は見事に対位法的で上声と下声が見事に独立し、「レンコンのテンプラ!」の巻き舌は超絶技巧のトリル。上海雑技団みたいな技法がこれでもかと次々に繰り出される。
よく見たら桂枝雀という人で、カネゴンも本だけなら持ってた。