玉音放送の口語訳
こうして読むとつくづく名文であることに気付く。
考えてみれば無理もないのだけど、このような極限状況でなされる作文において、たとえほんのひとカケラであっても名文でなくなるようなことは決して許されない。少しでも油断して一瞬緊張感が途切れたり、緊張に耐えられず和ませたいばかりに極めて微かな笑いを混入させようとして決定的なヒビを入れてしまったりしないかと、読みながらカネゴンついはらはらしてしまう【必ずしでかすおれカネゴン】。
何らかの理由で作文力を緊急で醸成しなければならない方には、自分が当時の陛下になったつもりで、明日までと期限を切って玉音放送の原稿を命懸けで一から創り上げてみるというライフハックがお勧めです。
一億の命を背負うことにより、文章力がメキメキと鍛えられないはずがない。