その昔、YMO絶頂期の頃の坂本龍一が「先がまったく見えないってことは、たぶん今ここが(音楽の)最前線なんだと思う。」みたいなことをつぶやいていたことがあったのだけど、ここ数週間のカネゴンはこれに極めて近い心境だったりする。
今のカネゴンにとって、この先どうなるのかまったくわからない、しかも他のどんな教科書も他人の人生も参考にならない、なので今の生き方を誰も保証などできないし、しようもない。
でも不安かというと全然そうではなく、むしろ素敵にドキドキしてる。初めて女の子とベッドに入るときの初々しく甘酸っぱい高揚感が途切れずに続いているような、初めての長い峠をバイクで延々攻めているような、青空をゆくジェット機の外の機首に腰掛け向かい風に逆らって深呼吸しているような気持ち。ぶっちゃけて言うと、カネゴン毎日が嬉しくてたまらない。そしてこれ以上ないぐらいリラックスしている。

カネゴンの先祖たちも、今やカネゴンにどうツッコミを入れていいのか、どうフォローしていいか誰もわからない。文字どおり未知の領域を走っている。

競り負ける気はしないけど、たとえ負けても討ち死にしてもかまやしない。これっぽっちもヤケクソでなくそう思う。
もしかすると勘違いなのかもしれないけど、これだけ楽しい勘違いならこのまま突っ走ります。