本屋に行くと山ほど積まれている「どうやって物をたくさん売るか」「どうやって儲けるか」「どうやって知名度を上げるか」という類の本を見かけるたびに、この種の質問は「どうやったらスターになれるか」という質問と論理的に等価であるとカネゴン思うのだけどどうなのだろう【聞くだけ無駄のおれカネゴン】。
うまく言えないのだけど、スターになれるメソッドが存在し得ないのと同様、これらのイシューを解決する定番メソッドもどこにもありえないのだと思う。それでいて、誰かがスターになるのを妨害するメソッドはいくらでもありうるのと同様、物を売る邪魔、儲けを出す邪魔、知名度を上げる邪魔をなす方法はどんな人でもいくらでも思い付けてしまうという、問題解決の非対称性が存在したりなんかする。足を引っ張る有効な方法は無数にありえる。両者の比率は、有理数無理数の比率ぐらいはあるとカネゴン見積もります。
なので、その種のマーケの問いかけへの唯一まともな解決法は、「それができる人を邪魔しない」以外になかったりなんかするのではないかと思わないでもなかったりするのだけどどうだろう【三遍回っておれカネゴン】。
それができない99.9999パーセントの主流派の皆さんができることは、それができる人の露払いとなり、歩く先のゴミを全部拾ってまわり、ゆく先々に赤い絨毯を敷いてまわる以外にないのではないかと。