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先日書店で衝動買いした「Jレスキュー」という雑誌が、近年ちょっとないくらい面白かった【瓦礫の下からおれカネゴン】。子供の科学とセキュリティ専門誌とロボット雑誌を合わせたものに匹敵する内容。以下は記憶より。
- 実際に大災害が発生したら、現在の防災体制のうち1/10程度しか機能しない。
- 地域全体を巻き込む大規模な防災訓練はもちろん大事だが、なまじそれに参加した市民は災害に対して「レスキューの専門家がきっと助けてくれる」という楽観的に過ぎる認識を持ってしまう傾向がある。
- 防災の知識は受験の必須科目にしなければおかしい。
- 近年消防士を志す若い人は使命感が強く、その分現場で無理をして命を落とすことがある。まず第一に自分の命を守って欲しいと願う。
- 昔は「火消し」といえば、暇なときはごろごろしているろくでもない連中だと思われていた。その頃に比べたら一般の認識は遥かによくなった。
後、消防士は基本的に職場(当然消防署)で自炊するそうなのだけど、勤務時間中の調理は許されず、交代でわずかな休み時間の間に手早く食事を作るということらしい。
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今更だけど、季刊となったUNIX Magazine 2006.4 の特集「仮想ストレージとしてのファイルシステム」と、そこで紹介されていた Project DOUBT の活動が、これまたしびれるほどに痛快な内容だった【よそ見の止まぬおれカネゴン】。
かいつまんで書くと、linuxとFreeBSDでファイルシステムの性能を公平にチェックしたら、どちらもさんざんな結果に終わったというもの。結果はProject DOUBTサイトで見られるのだけど、グラフの読み方に妙なコツが要るので、本誌を読まないとつらいかもしれない。この調子でNTFSもチェックしてもらえたらよかったかも。
Project DOUBTのモットー:
我々はシステムを信頼したいのだ
信仰したいのではない
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皆さんは、恨みを買ったことはありますか。
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森山さんの書いた記事: