未来少年コナンを2日で一気に視聴してふらふら【暴挙に出るとはおれカネゴン】。
今見返してみると、物語の中に一度も「文字」というものが登場せず、書物はおろか、日記をつけていたおじいを除いて帳面をつけている人すらいないことに気付いた(タイトルのテロップは除く)。リモコンにもダッシュボードにも一切文字が書かれていない。

追記:数字だけは一度画面に現れた(人工衛星の座標表示として)。

水面に波で絵や文字を描く装置。素晴らしい。超久しぶりのヒデキ指数=99.98。
これをちょっと改良すれば、完璧な立体表示システムが作れる。イカをたくさんとってきて液晶を抽出し、振動(またはそれに伴う温度変化)に極めて敏感に反応するように加工した上で、透明な立方体に整形する。その上で、この装置で使用されている振動子をびっしり取り付けて振動を加えれば、立方体の内部に自由自在に図形を表示できるはず。
超指向性スピーカーの制御ソフトウェアを流用すれば開発期間も劇的に短縮。
たぶんノートパソコンにはあまり向いていないけど、作戦会議室あたりに巨大なやつを設置し、Google Earthと連動させた精密なデータを浮かび上がるのを眺めたら、どんな温厚な人でも世界征服欲がふつふつと湧き上がり、誰も見ていないところで思わず不敵な高笑いをあげること間違いなし【涎止まらぬおれカネゴン】。
他にも立体AVや立体ダッチワイフなど、夢は広がる一方【夢はいつでもおれカネゴン】。カメラアングルという概念が覆されるので映像製作のノウハウが一から作り直しになってしまうだろうけど、それはそれで巨大な需要を生み出すかもしれない。
後、振動子の強弱設定を間違えると、立方体にかぶりつく視聴者が突然耳や目から血を流してぶっ倒れるかもしれないので注意。それを応用した完全犯罪とかミステリーも登場する予感。
カネゴンには実装力も図示力もないのでどなたか勝手に特許を取るなりして世に広めてください【未練たらたらおれカネゴン】。

そう思うのはカネゴンだけかもしれないのだけど、能條純一の漫画は、とにかく暗ければ暗い話ほどいい。胸焼けするほど重たくて、うら寂しいほど因業で、顔を背けたいほど忌まわしい話であればあるほど、絵もストーリーも冴えまくる。逆に、無理に陽気な人物を登場させればさせるほどドツボにはまってしまうような気がする【最もドツボのおれカネゴン】。
なので、能條純一が今選ぶべきテーマはバイオリンとかではなく「介護もの」かつ「ヤクザもの」だったとカネゴン信じている。