そう思うのはカネゴンだけかもしれないのだけど、能條純一の漫画は、とにかく暗ければ暗い話ほどいい。胸焼けするほど重たくて、うら寂しいほど因業で、顔を背けたいほど忌まわしい話であればあるほど、絵もストーリーも冴えまくる。逆に、無理に陽気な人物を登場させればさせるほどドツボにはまってしまうような気がする【最もドツボのおれカネゴン】。
なので、能條純一が今選ぶべきテーマはバイオリンとかではなく「介護もの」かつ「ヤクザもの」だったとカネゴン信じている。