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発生・再生科学総合研究センター哺乳類生殖細胞研究チームの斎藤通紀チームリーダーらは、精子や卵子のもととなる始原生殖細胞の誕生にかかわるシグナル機構を解明し、その原理に基づいて、試験管内で高い効率と再現性で、マウスの胚体外胚葉から始原生殖細胞を誘導することに世界で初めて成功しました。十分な量のBmpシグナル分子を与えると、胚体外胚葉はほぼすべて始原生殖細胞に分化したことから、ES細胞やiPS細胞をまず胚体外胚葉様細胞へ誘導できれば、始原生殖細胞様細胞を形成できることが示されました。さらに、誘導した始原生殖細胞を、生殖細胞を持たない新生マウスの精巣に移殖すると、健常な精子の分化を経て、子孫を形成することを証明しました。
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2009/090501_2/index.html
再生医療に多大に貢献する成果。いつの日かカネゴンの首を再生してこの忌々しい首と差し替えることもできるようになるかもしれない【おんなじ首におれカネゴン】。
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いつの間にか背表紙が四角くなった日経サイエンスに、気になる表現があった【脇道それるおれカネゴン】。
(EPRパラドックスに関して)アインシュタインは、自分が正しいと考えていた点では誤っており、自分が間違っていたと考えていた点については正しかった。
この文の最後の節が、互いに正反対の二つの意味に取れてしまう。
- 「自分が間違っていた」と考えていたが、実はそうではなく、彼は正しかった(普通の解釈)。
- 「自分が間違っていた」と考えていたが、そのとおり、彼は確かに間違っていたのだ(もう一つの解釈)。
今気付いたのだけど、この前半部分も解釈に幅がある。
- 自分が正しいと考えていたまさにその部分が誤りだった。
- 「自分が正しいと考えていた」というその「考える」という行為が彼の誤りだった。
カネゴンの悪い癖で、少しでも解釈に幅のある文章に出くわすとそこが気になって先に進めなくなってしまう【憲法だったらおれカネゴン】。
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最上先生の「バイオマスを100%の効率で石油に変えるミラクルメソッド」。
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大和総研ホールディングスのコラムがなぜか軒並み面白い。