アストロ球団といえば、「グワッシャバーッッ!」「ズボゴオオオオオム!」「ドリュンッ!」などの素敵な効果音でみなさまおなじみのことと思います。カネゴンの手元にも、おやっさんからもらった豪華本の6巻と7巻「だけ」がなぜかある。「あけてくれ」も、一試合全力投球のアストロ式練習なので、終ると本当にへとへとになる。そのうち誰かがいったん死んでよみがえったり、敵(誰?)に内通したり、おでこに遺牌をつけて演奏したりするかもしれない。ご用心。

原作の遠崎史郎は、信じられないほど安い給料でジャンプの編集アシスタントをやっていたのが、ストライキを指導したとして追放されそうになったのを当時の編集長がかばってくれ、それがきっかけで「アストロ」を書いたのだそうだ。これに限らないけど、出版/印刷系の会社は一般に給料が安い。業界の給与水準というのは、いったん定まると後から覆すのが難しそうだ。

カネゴンが小学校の頃、入手可能なまともなコンピュータといえばAppleIIぐらいしかなかった。プリンタ・ディスクドライブなど含めたフルセットで買うと軽く150万はかかったはず。しかし当時はプリンタで出力したということだけで有難がられ、英語しか扱えないにかかわらず、適当に帳票らしきものを出力しただけで70万とか100万とかもらえたのだそうだ。そういう仕事を2回も受ければ元が取れたという、今から見れば信じ難いような話があった。何でも最初が肝心ということか。