カネゴンがこの冥府魔道に引きずり込まれたきっかけはいろいろあれど、グランドチェロキーに乗ってやってくる保険外交員に数々の手ほどきを受け、とどめはTVサントラ大作戦を見に行ってしまった上にがんがんリクエストを出してしまったことだろう。この時はぶっ通しで10時間、ありとあらゆる音源がかけられた。著作権をクリアするためにお金は取らず、映像も使用せず、語りを交えながらひたすらMDとテープをかけまくる。会場は西の空が一望に見渡せるマンションの最上階のギャラリーで、メトロン星人とセブンが戦ったときのような鮮やかな夕焼け。深夜に終わった後、頭音が普段の20倍の音量でじーんと鳴り響くほど強烈な体験だった。このときにクイズ・タイムショックをリクエストしてしまったのは私です。