昨晩のNHK教育「サイエンス・アイ」は「名物実験室」4本立て(再録)。素晴らしい。ヒデキ指数は常時120をキープし、瞬間200をカウントす。

有機EL」Electro Luminescence を最初に知ったのは「6年の科学」を読んだとき。「電気を直接光に変換する技術です」とあり、将来はこれで壁かけTVや壁照明を作るんだなあとカネゴン漠然と思った。その後ELには高電圧が必要とか意外に製造が難しいとか発光色に限りがあったとかでなかなか進まなかった(日経産業新聞より)が、今回有機分子を使用したことで、自由に折曲げられる極薄の表示装置を開発できたのだという。来年には製造開始するとのことなので、カネゴン楽しみ。

「人工軟骨(ゲル)」ゲルを研究しているうちに、ものすごく丈夫なゲルを製造することに成功した。数トンの圧力をかけてももとにもどってしまうのだ。食道粘膜のヌルヌルのもとになる物質を表面の分子に取り付けたところ「世界でもっとも滑らかな物質」ができてしまったとのこと。プリプリしたこの物質は、うなぎよりはるかに掴むのが大変。楽しみ。ちなみに透明なこの物質に剃刀を当てたところ、まったく切れなかった。これを見た誰もが「斬鉄剣が唯一斬れないのがコンニャク」という話を思い出したことだろう。

「分子コンピュータ」「人工光合成」こちらはまだ途中だが、「日経サイエンス」で、DNAで分子コンピュータの素材を作ると、数十分で巨大な分子(どころか立派な回路)ができあがるとの記述を見た。おそらく分子を一つ一つちまちま動かすやりかたより、DNAに乗せて素子を組織化する方がきっと実用化は早いだろう。楽しみ【今回はやけにカッコが多いのうおれカネゴン】。