「食いしん坊な脳 うつになる脳」に抗議。「犯罪を犯してしまう脳」は確かに本が売れそうなキャッチコピーだが、今時DNAや脳などの一つの原因に還元してめでたしめでたしになる現象などどれぐらいあるのだろう。ブッシュを征伐してもかの国の行動パターンが変わる由もないのと同じ。「これが原因です。これを取り除けば治ります」という素朴なアプローチは、少なくともカネゴンの馬鹿を治すにはまったく見当外れであることは一昨年11/18の日記に書いた。原因が一つであって欲しいという気持ちはとてもわかるのだけど。カネゴンが今いる会社は、一人一人はそれなりにもかかわらず全体として馬鹿をやっている「馬鹿病」(統合失調症と言わなければいけないのだろうか)に罹っているが、仮にコンサルタントが乗り込んできても快刀乱麻を断つような解決法を出せそうにないことだけは見当がつく。少なくとも恐ろしく地道な作業となるはず。案外漢方医(あったかくしてよく寝てください)とか香港の風水師(サーバーの配置が凶です)の方がまともなソリューションを出せるかもしれない。嗚呼南無阿弥陀仏