究極の固体メモリMRAM(M は magnetoresistive)。他にもFeRAMだのOUMだのいろいろ研究されているらしい。もう磁気バブルメモリには用はないのだろうか。寂しい限り。

しかし磁気バブルメモリには他の媒体には決してない貴重な特性がある。既存のメモリーは、半導体であろうと外部記憶だろうと「アドレス」の概念は必須だが、磁気バブルメモリには「アドレス」が存在しない(はず)。並べ替えなしにデータを挿入することができ(回りのデータが勝手によけて場所を空けてくれる)、削除するときも同じ。従ってフラグメンテーションが原理的に発生しない。その代わり、プログラミングおよびファイルシステムを根本から考え直さなければならなくなるが、その方がカネゴン的には絶対面白い【普通にやらんかおれカネゴン】。今調べたら、たった一本論文があった。寂しい限り。