YMOがアルバム「BGM」で初めてデジタルレコーディングを採り入れた頃。高橋悠治ジョン・ケージのデジタル録音から20年近くも経過していたにもかかわらず、当時のデジタルは高音はともかく低音が悲しい程にやせ細り、仕方なくいったんアナログテープにドラムやベースなどの低めの音を録音し、それをデジタルにダビングすることで低音を太くしてやり過ごしていたとのこと。今ではMS-DOSコマンド並に全く役に立たない、いにしえのテクニック。