ロシア農民の掛け算(Russian Peasant Multiplication)と呼ばれる掛け算術は、世界最古の数学文献であるB.C. 1700頃の「リンド・パピルス」に載っていたアルゴリズムで、しかもそれ自体もっと古い文献から写したものだそうだ。2倍することと2で割ることさえできれば、比較的大きな数の掛け算を短いステップで実行できる。それにしてもこの名称、ロシア農民が2倍と1/2倍しかできないということを前提にしているとしか思えない。ロシアではきっと違う名前で呼ばれているに違いない。以前日記で普通の電卓で対数を求める方法をでっちあげたことがあるけど、あれも2乗と2乗根しか使用しないあたり、カネゴンもその程度であることが判明。嗚呼。