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コンピュータの本にはたいてい論理式としてAND、OR、NOT、XORのみが登場するのに、論理学や数学基礎論(集合論とか)ではこれに加えて「AならばB(A→B)」というものがちょこんと追加されている。これはなぜなのだろう。
しかも、この「AならばB」の論理式を初めてカネゴンが見たとき、それまでAND/OR/NOT・XORしか知らなかったカネゴンはくらくらしてしまった。やっぱり毎回これを書かないとわからない:
- 「風が吹く」と「桶屋が儲かる」なら、「風が吹くと桶屋が儲かる」は真
- 「風が吹いた」のに「桶屋が儲からない」なら、「風が吹くと桶屋が儲かる」は偽
- 「風が吹かない」のに「桶屋が儲かった」なら、「風が吹くと桶屋が儲かる」には影響しないので真
- 「風が吹かない」と「桶屋が儲からない」なら、風が吹くと桶屋が儲かる」には影響しないので真
一見して他のAND/OR/NOTと違うのは、2つの条件が対称になっていないということ。この辺がコンピュータ関連で導入されなかった理由なのかもしれない(回路設計が面倒になる)。それとも他に何かあるだろうか。