今引用したリンクをよくよく読むと「ピタゴラスは単なるカルトの教祖で、数学も哲学もやっていなかったというのが現在の定説」とあり、のけぞる。ちゃんと引用すると「『ピュタゴラス派:その生と哲学』のページ」。今の今まで知らなかった。「ピタゴラスの定理」はそれ以前にメソポタミアや中国にとっくにあったというのは何かで見たことはあったのだけど。生きていればいつかはいいことがあるということを痛感【後が続かぬおれカネゴン】。

訳者の斎藤憲氏は他にも「数学史のパラダイムチェンジ」や「数はどこから来たのか:数学の対象の本性に関する仮説」などのめちゃくちゃ刺激的な論文や翻訳を著しているらしい。不意を衝かれてヒデキ指数=97に到達。すごく読んでみたいのだけど、掲載誌が「現代思想」などというカネゴンが一度も読んだことのない雑誌というあたりで腰が引けてしまう。