以前も書いたけど、人口が増加すると人間の価値はどのぐらい下がるのだろう。今のところ経済学はそういうことを教えてくれそうにないので、適当に拾ってくると、MV=PTという式があった。ただし、M=貨幣量、V=貨幣の流通速度、P=物価水準、T=取引量が恒常的に成り立つのだそうだ。よくわからないけど、貨幣価値は物価水準の逆数と一方的に見なす。

これをM=人口、V=人口の増加速度、P=1/(人間の価値)、T=生死の総数と本当に適当に置き換えると、P=MV/T。(Vは速度なのでV=dM/dtなのだろうけど、ここで代入してもしょうがなさそう)。そうすると人間の価値=T/MVとなり、生死の総数が多い(つまり戦争や疫病のとき)ほど人間の価値は上がり、人口および人口の増加速度が大きい(つまり平和時や戦後)ほど人間の価値は下がる、そして人口が少ないときほどこの式が敏感になるということなのだろうか。カネゴンがこんな適当なことを書いてもそれっぽく見えてしまうのだから、経済学はルール無用のジャングルというかバリートゥードな世界らしい。本を買うときはよく選ばなければ【征伐されいおれカネゴン】。